笠ヶ岳登山2日目〜クリヤ谷を下山
2012年10月07日
笠ヶ岳のテント場にテントを張り、風が強いので入り口を開けて換気しながら中で夕食を用意。
家で仕込んできた具材を入れて一人鍋です。
その夜は強風が吹き、夕食の後は寝袋に入って朝まで寝てしまいました。
次の朝、夜明け前に起きると空は高曇り。
その下には槍穂高の稜線がくっきりと見え、大キレットから太陽が上がってきました。
朝食をとり、テントを撤収。
天気が気になりましたが、雲の様子から日中は雨は降らないと判断し、予定通りクリヤ谷を下ることにしました。
クリヤ谷は北アルプスでも有数の急登で距離が長いコースです。
途中に沢を渡る箇所があり、雨で増水すると危険です。
まずは山荘に立ち寄りトイレを済ませます。
昨日わざと登らなかった笠ヶ岳をめざし出発。
20分ほどで頂上手前にある祠に到着しました。
祠の後ろを見れば、はるか彼方に白山が見えました。
眼下には笠ヶ岳山荘と、昨日歩いてきた稜線が見えます。
笠ヶ岳からの槍穂高の眺めは最高でした。
わずかに離れている頂上を経由して、岩盤が積み重なった不安定な岩場を下って行きます。
白いペンキのマーカーに従い、両手足を使い慎重に下りました。
岩場を下るとハイマツ帯の尾根があり、一羽の雷鳥がいました。
まだ若いオスでした。羽が白く生え変わりかけています。
一ヶ月後にはここも雪に覆われてしまいます。
急斜面のザレた尾根を下りハイマツの斜面をジグザグに下りて行きます。
その先には鋭い岩峰が見えます。
岩峰の斜面を巻くようにひとすじの登山道が見えています。
奥の岩峰には、登山道から10mほど離れたところに雷鳥岩があります。
槍見温泉の登山口からクリヤ谷を登ってきた時、ようやく笠ヶ岳が見えてくる目印です。
下山時はここで笠ヶ岳とのお別れ。
雷鳥岩を過ぎて斜面を下りて行くと、前方にクリヤの頭が見えてきます。
このあたり(標高2500m)から標高1800mくらいまでの紅葉が一番きれいでした。
クリヤの頭を過ぎたあとは、長く急な下りが延々と続きます。
歴史のある登山道ですが、歩きやすいとは言えません。
錫杖岳が見えてくるブナ林から、ようやく道の傾斜がゆるんできます。
ブナ林の黄葉はまだこれからで、あと10日もすれば素晴らしい景色になりそうでした。
錫杖岳を背に、樹林帯を下って行くと第二渡渉点に。
しかし夏のような流れはありませんでした。
第一渡渉点の水量は普段通り。滑らないように気をつけます。
槍見温泉の登山口に着いたのは、テント場を出てから約7時間後。
ここからさらに2km歩いて、新穂高の無料駐車場へ戻りました。
紅葉の季節のクリヤ谷を満喫できた一日でした。
家で仕込んできた具材を入れて一人鍋です。
その夜は強風が吹き、夕食の後は寝袋に入って朝まで寝てしまいました。
次の朝、夜明け前に起きると空は高曇り。
その下には槍穂高の稜線がくっきりと見え、大キレットから太陽が上がってきました。
朝食をとり、テントを撤収。
天気が気になりましたが、雲の様子から日中は雨は降らないと判断し、予定通りクリヤ谷を下ることにしました。
クリヤ谷は北アルプスでも有数の急登で距離が長いコースです。
途中に沢を渡る箇所があり、雨で増水すると危険です。
まずは山荘に立ち寄りトイレを済ませます。
昨日わざと登らなかった笠ヶ岳をめざし出発。
20分ほどで頂上手前にある祠に到着しました。
祠の後ろを見れば、はるか彼方に白山が見えました。
眼下には笠ヶ岳山荘と、昨日歩いてきた稜線が見えます。
笠ヶ岳からの槍穂高の眺めは最高でした。
わずかに離れている頂上を経由して、岩盤が積み重なった不安定な岩場を下って行きます。
白いペンキのマーカーに従い、両手足を使い慎重に下りました。
岩場を下るとハイマツ帯の尾根があり、一羽の雷鳥がいました。
まだ若いオスでした。羽が白く生え変わりかけています。
一ヶ月後にはここも雪に覆われてしまいます。
急斜面のザレた尾根を下りハイマツの斜面をジグザグに下りて行きます。
その先には鋭い岩峰が見えます。
岩峰の斜面を巻くようにひとすじの登山道が見えています。
奥の岩峰には、登山道から10mほど離れたところに雷鳥岩があります。
槍見温泉の登山口からクリヤ谷を登ってきた時、ようやく笠ヶ岳が見えてくる目印です。
下山時はここで笠ヶ岳とのお別れ。
雷鳥岩を過ぎて斜面を下りて行くと、前方にクリヤの頭が見えてきます。
このあたり(標高2500m)から標高1800mくらいまでの紅葉が一番きれいでした。
クリヤの頭を過ぎたあとは、長く急な下りが延々と続きます。
歴史のある登山道ですが、歩きやすいとは言えません。
錫杖岳が見えてくるブナ林から、ようやく道の傾斜がゆるんできます。
ブナ林の黄葉はまだこれからで、あと10日もすれば素晴らしい景色になりそうでした。
錫杖岳を背に、樹林帯を下って行くと第二渡渉点に。
しかし夏のような流れはありませんでした。
第一渡渉点の水量は普段通り。滑らないように気をつけます。
槍見温泉の登山口に着いたのは、テント場を出てから約7時間後。
ここからさらに2km歩いて、新穂高の無料駐車場へ戻りました。
紅葉の季節のクリヤ谷を満喫できた一日でした。
Posted by 廣田 豊 at 21:26│Comments(0)
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